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君主新聞過去記事INDEXについて語りたる

σ(・m・ )が昔作った君主新聞過去記事INDEX。これについては、まぁ付属のコラムを含めて、投稿当初から様々な賛否両論がσ(・m・ )のところに届いたし、σ(・m・ )とは離れた場所でも色々な意見があった。まぁ今回はコラム部分は置いといて、少し君主新聞過去記事INDEXに関するご意見を幾つか紹介し、σ(・m・ )の考えを述べることにする。

■ 過去記事INDEXをWIKI化して、誰でも更新できるようにすべき
過去記事INDEXはσ(・m・ )が個人で作った記事だ。そんなわけで、管理できるのはσ(・m・ )だけになり、σ(・m・ )が更新しない以上は発展しない。そこで「Wikiとして公開し、誰でも更新できるようにすべきではないか?」という意見は、INDEX公開当初から郵便等でご意見を頂いた。

σ(・m・ )的には、Wiki化についてはやってもイイかと思っているし、やってくれる人がいるなら是非やって欲しいと思っている。実際、σ(・m・ )のテンプレ置き場でWiki用ソースを公開してるしね。

ただ、Wiki化するに当たって、σ(・m・ )は或る1つの条件が外せない要素だと思っている。その条件とは、編集権限(要するにINDEXを更新できる権限)をメンバー限定にするないしは、記者自身が自身の記事をINDEXに登録することを禁止することを明記すること。σ(・m・ )がコレにこだわる理由が1つある。主観評価の除去だ

編集を完全にオープンするとリアルタイムで更新できるようになる。従って、記者が記事を書いてすぐにINDEXに分類できるようになる。こう聞くと良い事のように聞こえるが、実はこれが非常に厄介な問題を引き起こす危険性がある。

例えば、記者がこんな記事を書いたとする。
「新聞記者を2ヶ月やってみて感じたのは、記事エディタがとても使いにくかったことです。今後、記者になられる方は、使いやすいエディタを用意されることをオススメします。」
さて、この場合の記事だが、記者からすれば、敢えてINDEXに登録するなら「記者のための参考記事」かな?という事になる。しかし、この記事を記者からではなく読者視点から見ればどうだろう?内容的には「記事エディタが使いにくい」という事しかない。ここに「こういうツールを使うと良いですよ」というような事が書かれていれば読者にとっても役立つ記事となるのだが、残念ながらこの記事内容ではINDEXに登録されたところで読者には役立つ記事ではないのだ。
この「敢えて分類するなら」という記者の感覚が問題で、これが重なってくると一気にINDEXは使えないものになってしまうわけだ。

もう一つ、記者がINDEXに直接投稿できるようにしてしまうと、INDEXに誤報が紛れ込んでしまう可能性がある。記者は当然「この記事の内容は間違ってますよ」と思って書いているわけはないので、万一、その記事内容が間違っていた場合、INDEXに誤った情報が入り込むことになる。誤報など役立つ記事ではない。

つまるところ、INDEXは読者に役立つものが収典されていなければ意味がないのだ。INDEXに収められるべき記事というのは、飽く迄読者が評価し、判断しなければ意味を為さない。記者自身の自己評価というのは除去していくのがINDEXの本来の姿だとσ(・m・ )は思っている。まぁ、記者をやっていたσ(・m・ )がソレを言うのも何じゃが、σ(・m・ )はその点には注意を払ってINDEXにσ(・m・ )の記事を入れるよう心がけた。そんなわけで、Wiki化する際は、やはり、記者自身が自分の記事を登録できてしまう仕様は避けるべきだと思う。それさえ守ってくれれば、Wikiとして転載公開してくれる人がいれば是非やって欲しいなぁ
(2011/06/01追記:君主新聞INDEXは有志によって既に公開されています)

■ その他便利なサイトがあるので記事INDEXは不要では?
これもよく言われるのだが、君主にはポータル・Wiki・SNSなど、非常に詳細・便利なサイトが数多くある。そんなわけで、過去記事INDEXは不要という声も幾らか聞いた。

まぁ……言い方が悪いが、ナンセンス。頭があんまり良くない。「新聞があるからニュースはイラナイ」と言っているのと同じレベルだ。「君は料理を食べる時、大きなどんぶりがあるから小皿は使わないのか?」と問いたい。便利な大サイトがあるから用途の小さいものは不要という考え「大は小を兼ねる」という発想で、「小」の持つ役割というのを考えていない。大には大の、小には小の役割というものがある。

例えば、今日はじめたばかりの初心者に参考サイトとして君主Wikiを紹介した場合、初心者は確実にWikiを持て余す。何故なら、Wikiのような多量の情報サイトは、或る程度の基礎知識があるから使いこなせるのであって、基礎知識のない人には使いこなすのは無理。だって、元が初心者向けに作られてないし、何を調べるにしてもある程度の知識がないと検索も掛けられないからね。
その点、君主新聞の場合は、元から初心者向けに書かれている記事も多数存在する。だから、Wikiを見るよりも圧倒的に、基礎知識無しでも理解しやすいわけだ。

Wikiも新聞も役割が違う。そうである以上、やる価値というのはあるし、使い勝手というのも大きく違う。大は小を兼ねるという発想ではダメで、使う人がいる以上、そこに価値はあるのだろうとσ(・m・ )は思っている。

■ 過去記事INDEXを拡張して個人ブログのINDEX化も…
これもよく聞く。個人のブログには割と役立つ情報というのがある。これを過去記事INDEX同様にINDEX化してはどうかという意見だ。もし、これが実現すれば相当大規模な情報量になるだろう。
ただ、σ(・m・ )はあまりやりたいとは思わない。なぜかというと、これは個人感情というのを無視してしまうからである。

個人のブログを見てみると、中にはロボット検索拒否をしている人や、ブロ友のみ閲覧設定にしている人、RSS発信していない人、タグリから外している人など、自身のブログを大規模には公開していない人が結構いる。ブログをやっている人の中には、周囲の人と楽しくコミュニティしたい人や、周囲の人だけに良い情報は出したいという人もいるだろう。君主の場合、ポータルがある分、ハンゲブログの方が告知率は高いわけだけれども、リアルタイム告知を避けて敢えて外部ブログを使ってる人もいる。ブログのINDEX化はそういった個人の感情を無視しかねない。なので、σ(・m・ )はやろうとは思わんのよね。

以前、σ(・m・ )の友人で、「知らない間に無断でタグリに登録されたので消し方を教えて欲しい」と助けを求められたことがあった。まぁ、σ(・m・ )の感覚から言えば、RSS発信している以上は登録されてもしょうがないとは思うのだが、ただ、人によっては勝手に登録されていると腹の立つ人もいるみたい。
ついでなので、その人にタグリからの消し方を教えがてら、σ(・m・ )もタグリから昔やってたブログを消したのじゃ(だってσ(・m・ )は有用な情報をかなり書いてたから見ず知らずの連中におおっぴらに情報提供したくなかったし、検索してくれた隠れファンにしか出しませんよ)が、個人の感情というのは様々あるわけで、安易にアンオフィシャルなものをINDEX化してしまうのは聊かリスクがあるように思う。

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